看護師の資格

病院で治療を受けたり、入院したときに非常にお世話になるのが医者であり、看護師です。特に看護師の親身に明るく対応している姿に触れると、病気や怪我に対する不安も解消されることが多いでしょう。
そんな看護師には、正看護師・准看護師・認定看護師・専門看護師看護師に細かく分類されます。
正看護師は、保険師助産師看護師法に基づく国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を得ており、患者の療養上の世話や診療の補助をなすことを業とする者をいいます。
准看護師は、都道府県での試験に合格し、都道府県知事より免許を交付されたものをいいます。
認定看護師と専門看護師は、正看護師や准看護師の一定の実務経験があり、更に特別な知識等を有する者が審査に合格して、はじめて認められる、いわば看護師のスペシャリストになります。医療技術の進歩などにより、看護師が活躍する分野も以前に比べて細分化、専門化してきました。それにともない看護師の知識や技術も、より高度なものが求められるようになってきたため、日本看護協会が専門看護師や認定看護師という資格を認定するようになりました。

看護師国家試験について

看護師国家試験は、看護師の免許を取得するための国家試験で、保険師助産師看護師法に基づいて行われます。
試験日は、例年2月下旬の日曜日で、2008年は2月24日になります。
試験地は全国で11箇所で、北海道・青森県・宮城県・東京都・愛知県・石川県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県になります。
試験科目は、1.人体の構造と機能、2.疾病の成り立ちと回復の促進、3.社会保障制度と生活者の健康、4.基礎看護学、5.在宅介護論、6.成人看護学、7.老年看護学、8.小児看護学、9.母性看護学、10.精神看護学の10科目で、これらを1日かけて行われます。
受験資格は、高等学校卒業後に専修学校、各種学校などの看護師養成所で3年間修業した者。または、看護系大学で4年間、看護系短期大学で3年間修業した者。または、准看護師で免許を得てから3年以上業務に従事した者。または、高等学校、中等教育学校を卒業している准看護師で指定学校等で2年以上修業した者などになります。

看護師国家試験合格発表

看護師国家試験の合格発表は、例年3月下旬で2008年は3月26日(水)午後2時に、厚生労働省、地方厚生局および地方厚生支局に受験地、受験番号を掲示して発表されます。
合格率はその年によって若干上下しますが、ここ数年は83〜97%で推移しています。平成10年は、受験者数53,052名に対して合格者数が44,364名の83.6%。その翌年の平成11年は、受験者数55,404名に対して合格者数が53,821名の97.1%。最近では平成17年は、受験者数58,299名に対して合格者数が44,137名の91.4%になっています。
准看護師の資格が設けられた背景には、戦後の看護師不足に対応するための暫定的な性格があります。そのため日本看護協会では、准看護師制度の廃止を希望しているのですが、日本医師会は正看護師よりも低賃金で看護労働力を確保できると考えており、准看護師の廃止に反発しています。
看護師といえば、看護婦という名称が長く使われていたように、女性というイメージがかなり強かったのですが、最近では男性看護師も増えてきています。
また国際化の流れからか、フィリピンやインドネシアの看護師を日本の医療機関が受け入れることも決まりました。

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